消費者金融を利用される方は、事前に借入しやすい条件を押さえておきましょう。どのような好条件のローンであっても、借りられなければ意味がありません。そこで第一に押さえたいのが借入希望額の圧縮です。30万円と20万円では後者のほうが審査に通過しやすくなります。希望額が少ないということは、相対的に返済能力が増すことを意味します。例えば年収200万円の方が返済する場合、30万円より20万円のほうが容易でしょう。
希望額を圧縮するためには、必要のない借入はしないことが大前提です。そのため、多めに借りるという発想は捨て去ったほうがいいでしょう。20万円で足りるのに、10万円をプラスして30万円を希望すると、その分だけ審査に通過しにくくいなります。審査条件については、消費者金融側が自ら教えてくれることはありません。だからこそ事前に申込者自身ができる対策を徹底しておく必要があります。お金を借りる際には、返すときのことも考えておきましょう。
借入しやすい条件は安定収入がキーワードになります。同じ年収400万円ならば、非正規雇用者より正規雇用者のほうが借りやすいのです。非正規雇用者、特に季節雇用者は審査が厳格になると認識しておきましょう。毎月の収入が不安定な方に関しては、できれば10万円以内に抑えるのが好ましいです。多くの消費者金融では、10万円は借入しやすい金額として設定しています。もし10万円で不可になるようであれば、現在において多くの借入があると考えられます。
過去に借入をして延滞した方に関しては、極めて借りにくい点に留意しましょう。ブラックリストに情報が登録されてしまうと、最低でも5年間は抹消されません。登録期間中は原則として借りることができず、申し込めば申し込むほど不利になっていきます。これは申込情報に関しても、個人信用情報機関に情報開示がなされるためです。申込ブラックになってしまうと、6か月間は情報が消えないため注意が必要です。
借入しやすい条件としては、過去の利用履歴が健全であることも挙げられます。過去に何度か延滞したことのある方だと、十分な返済能力を備えていても審査に落とされる可能性大です。つまり今までの利用履歴によって、新しい消費者金融に申し込んだときの審査通過率が変わってくるわけです。健全な利用履歴を構築するためには、遅れないで返済できる返済プランをシミュレーションし、毎月着実に返していくことがポイントになります。